姫路市にも優れた能楽師がおられます。
2024/05/14
姫路市が誇る江崎家
姫路市には、伝統ある能楽師がいらっしゃいます。
特に有名なのは、江崎欽次朗さんです。江崎欽次郎さんは、ワキ方福王流の能楽師で、昭和48年(1973年)に姫路市で生まれ、同市在住です。江崎家は元禄年間(1688~1704年)から続く姫路藩お抱えの能役者の家柄で、江崎欽次朗さんはその十一世江崎正左衛門康雄の長男として、能楽の道を歩んでいます。
江崎欽女郎さんは、20歳の時に大阪能楽養成会に入会し、本格的に能楽の道を進むことを決意しました。平成26年(2014年)には重要無形文化財総合指定保持者に認定され、翌年の平成27年(2015年)3月には江崎家当主を継承し、十二世欽次朗を襲名しました。能楽協会神戸支部の常議員としても活動しており、能の魅力を広く伝えるための活動にも積極的に取り組んでいます。能の解説マンガの制作や能楽子ども教室の開催など、多岐にわたる活動を行っていることで知られています。
能楽は、日本の伝統芸能の一つで、歌舞伎や文楽と並ぶ日本三大古典演劇の一つです。姫路市のような地域に根付いた能楽師の存在は、文化の継承にとって非常に重要です。江崎欽次朗さんのような能楽師が、伝統を守りつつ新しい試みを行うことで、能楽の魅力が次世代にも伝えられていくのですね。
姫路城薪能が53回と成功できましたのも江崎欽次郎様の多大な貢献のおかげです。姫路市の宝です。