宗像大社を再建された出光佐三氏についてです。

宗像大社再建に尽力されました。

　宗像大社は福岡県宗像市にあり、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」として世界遺産に登録されています。
　出光佐三氏は、この宗像大社を深く信仰し、社殿や境内の修復に寄進を行い、また宗像大社沖津宮の神宝を学術調査する事業に全資金を提供するなど、その再建に大きく貢献しました。
　 出光佐三氏は1885年に福岡県宗像郡赤間村（現・宗像市赤間）で生まれ、石油元売会社出光興産の創業者として知られています。彼は「士魂商才」の理念に感化を受け、実業家として成功を収めました。
　また、彼は故郷の宗像大社だけでなく、出光商会を起業した門司港の鎮守神である甲宗八幡宮も深く崇敬していました。
　 出光佐三氏は、地元の発展にも貢献し、「海賊」と呼ばれるほどのバイタリティ溢れる人物でしたが、その一方で敬神の念篤く、宗像大社の再建に尽力されました。　
　社員を家族のように愛し、日本を愛し、故郷を愛した「海賊」と呼ばれた神様のような人です。