伊勢神宮と出雲大社の中心が與位神社です。
2024/05/07
與位(よい)神社
與位神社は兵庫県宍粟市山崎町与位に鎮座する神社で、式内社「與比神社」とされています。成務天皇甲申年(14年)もしくは欽明天皇25年の創建と伝えられ、伊和神社と深い関係があるとされています。
主祭神は素盞嗚命と稲田姫命で、例祭は10月9日に行われます。境内は非常に鬱蒼とした社叢を形成しており、スギやイチイガシなど多様な樹種が見られる貴重な温帯常緑林で、宍粟市指定文化財にもなっています。
また、與位神社は伊和神社の御祭神である大己貴神の父母神を祀っており、中世の地誌『峯相記』にもその記述が見られます。與位神社と子勝神社は伊和神社の父母神を祀っていたことがわかり、現在の與位神社の御祭神は伊和神社の御祭神の父母神にあたる素盞嗚命と稲田姫命です。與位神社は明治42年に子勝神社を合祀しており、伊和三社と称される三社の関係は非常に深いものがあります。
與位神社の境内は、イチイガシの巨木が聳え立ち、樹齢400年と推定されるなど、自然の美しさも感じられる場所です。神社は山間の地にありながら平野の低地部に位置しており、その特徴的な地理的条件も注目されます。
隣に森の中の与井温泉は源泉かけ流しで最高の温泉です。